ASDとは？ 特徴やおすすめの支援方法

ASDとは -自閉スペクトラム症-

ASD（自閉スペクトラム症）はコミュニケーションの困難さや空間・人・特定の行動に対する強いこだわりがある等、多種多様な障害特性のみられる発達障害です。

特徴

「対人関係や社会的なやりとりの障害」
「こだわり行動」
2つの基本特性がある発達障害です。

対人関係や社会的なやりとりの障害で、下記のような特徴があります。
・人との関わりが苦手
・場の空気の読みとり
・比喩や皮肉
・相手の気持ちや暗黙のルールを理解することの難しさ
・言われたことを表面的に受け取ってしまう
など、社会的な場面での困難さが持続し続けます。

こだわりの行動例
・物の配置への固執
・物事の順番への固執
・勝敗への固執
・自分のやり方への強い固執
・興味や関心の極端な偏り
など
こだわりの程度や種類はひとり一人異なります。
稀に、拘りなのか習慣なのか区別がつかないこともあります。

そのほかの特性として、
・手先が不器用
・感覚刺激に過敏
・鈍い
など

また、興奮、パニック、自傷行為、攻撃性、不眠になることもあります。

治療や支援の方法

• 「見える化（構造化）」で子どもの理解を助ける
• 「自立スキル」で得意なこと・苦手なことを理解し、できることを着実にこなす
• 「ソーシャルスキル」でルールや順番の順守をすることで、具体的に示されて納得できたルールや決まりごとで生活が安定する

※障害のため、完治することはありません。しかし、支援によって軽減することができます。

まとめ

一人ひとりの子どもの状態や特性に合わせた療育プログラムで、その子の力を引き出して、できることを少しずつ増やしながら、日々の生活での困難を減らすことが大切です。

マリンバでは、一人ひとりの児童に合った支援をおこなえるよう、援助方針、具体的な支援方法や解決すべき課題などを、個別に深く検討しプランニングを行います。また、それらに基づき、職員間で情報を共有し、支援方法を統一できるよう、始業前ミーティングで確認時間を設けています。

見学・体験はいつでも実施しています。
お気軽にご連絡ください。