個別療育を検討しているあなたへ 集団療育との違いについて
今回は、「個別療育」について、気になってみた・検討している親御さんへ向けて。
個別療育と集団療育の違い、それぞれのメリット・デメリット、どのように選ぶべきか について、お伝えしていきます。
個別療育ってどんなもの?
個別療育とは、お子様一人ひとりの発達段階や特性に合わせて、マンツーマンで療育を行うことです。お子様のペースに合わせて、目標を設定し、その目標達成に向けて、指導員が個別に対応していきます。
個別療育と集団療育の違い
項目 | 個別療育 | 集団療育 |
特徴 | マンツーマンで、お子様のペースに合わせて進める | 複数の子どもと一緒に、集団の中で学ぶ |
メリット | ・お子様の特性に合わせたきめ細かい指導が可能 ・臨機応変に対応が可能 ・「できた!」という成功経験を積む機会が増える | ・他の子供との関わりの中で、人と関わる楽しさを学べる ・コミュニケーション力・社会性が向上する ・集団生活に慣れることができる |
デメリット | ・他の子との関わりがなく、コミュニケーション力を育む機会が少ない ・集団生活に必要なルール性・社会性を学ぶ機会が少ない ・一般的に費用が高い傾向がある | ・コミュニケーションが苦手な場合、慣れるまでストレスを感じてしまうことがある ・他の子供に影響を受ける可能性がある ・個々の特性や発達段階に合わせた指導を受けづらいことがある |
個別療育と集団療育の選び方
お子様の特性や、伸ばしたいスキルによって異なります。
①お子さまの現状の特性と伸ばしたいスキルで選ぶ
放課後等デイサービスには、支援の5領域を踏まえた個別支援計画が義務付けられています。
個別療育・集団療育いずれも、その5領域の支援がありますが、個別療育と集団領域の違いによって、効果が出やすい領域があります。
5領域について
領域1.健康・生活 | 心身の健康の維持・改善、生活リズムや生活習慣の形成、基本的生活スキルの獲得 等 |
領域2.運動・感覚 | 姿勢と運動・動作の向上、姿勢と運動・動作をサポートする手段の活用、感覚(視覚・聴覚・触覚等)の総合的な活用 等 |
領域3.認知・行動 | 認知の発達と行動の習得、空間・時間、数などの概念形成の習得、感覚や認知の偏り等から生じる行動障害の予防 等 |
領域4.言語・コミュニケーション | 言語スキルの習得、コミュニケーション能力の向上、コミュニケーション手段の選択と活用 等 |
領域5.人間関係・社会性 | 者との関わりの形成、自己理解と行動の調整、仲間づくりと集団への参加 等 |
1.健康・生活/3.認知・行動の領域を伸ばしたい場合:
個別療育ではマンツーマンの療育のため、具体的な課題に対するアプローチをより丁寧に行え、健康・生活/認知・行動の領域を伸ばすことが期待できます。
2.運動・感覚/4.言語・コミュニケーション/5.人間関係・社会性の領域を伸ばしたい場合:
集団療育では社会性やコミュニケーション力を育む機会が多いため、言語・コミュニケーション/人間関係・社会性の領域を伸ばすことが期待できます。
また、当施設で力を入れている運動療育では、集団で行うケースもありますが、運動・感覚スキルが身につく機会が多い傾向にあります。
お子様の発達の遅れの部分を見極めて、 社会性を身につけさせたいか、個々の能力を伸ばしたいかなど、伸ばしたいスキルも考慮し、選ぶこともおすすめです。
②年齢で考える
年齢によって、0~3才など集団行動が難しい時期は、個別の指導がより効果的な場合があります。
幼児・小学生に近い場合は、集団の指導が効果的になってきます。
③実際に訪れてみる
複数の療育施設・児童発達支援センターの見学や、相談会に参加し、比較検討してみましょう。
見学の際に見るべきポイント
療育の内容 | どんな療育を行っているのか お子様の目標に合ったプログラムがあるか |
スタッフの雰囲気 | 経験豊富なスタッフが在籍しているか お子様との相性はどうか |
施設の環境 | 清潔で安全な環境が整っているか |
費用 | 利用料金の定められた上限金額以外の費用を確認 |
※当施設では、通所受給者証の交付された方は、利用者1割負担です。
詳しくはこちらをご確認ください。
④相談してみる
経験豊富な支援者に相談してみたり、お住まいの地方公共団体の役所、市町担当課などに相談してみることもおすすめです。
当施設では集団療育の中で、
個別療育の要素も取り入れています
当施設は、基本的には集団療育の体制(一部 自立課題にて個別療育実施)になりますが、一人ひとりの児童に合わせた指導を行っています。
具体的な支援方法や解決すべき課題などは、入所前に個別に深く検討しプランニングし、スタッフ全員でその内容を共有して支援を実施しています。
集団の中でも、一人ひとりの自由の時間・伸ばしたい課題のサポートを大切にしているのが特徴です。
見学や体験も、お気軽にご連絡ください。
まとめ
個別療育と集団療育、どちらが良いか迷っている方は、ご参考にしてみてください。
療育施設に見学に行ったり、相談会に参加したりしてみることもおすすめです。
お子様が健やかに成長できる環境か、総合的に判断できるといいですね。
このブログを書いた人
久米 伸幸 合同会社日々輝 代表
2007年柔道整復師の国家資格を得て、接骨院・整形外科にて経験を積み、2011年に接骨院を開業。
身体の根本的な施術と顧客とのコミュニケーションで、口コミサイト[エキテン]で評価地域NO.1となる。
沢山の児童や高齢者の方々のケアをしてきた経験を活かし、運動療育と自立課題を強みとした、児童発達支援・放課後デイサービス"Marimba"を2024年10月に開設。
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受通所受給者証の交付前に見学・体験可能です。
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